ブランクがあっても大丈夫!

ブランクがあっても大丈夫!

お年寄りの健康状態の確認や皮膚の処置などが主な仕事となる訪問入浴は介護的側面が多い仕事なので、医療の世界からしばらく離れていた人の復職先として最適です。

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ブランクが長くても大丈夫

訪問入浴の一番大切なポイントは「お年寄りが安全に入浴すること」です。そのために体温や血圧、脈拍などのバイタルサインをチェックし、入浴が可能かどうかを判断しますが、それ以外の医療行為は認められていないので、バイタルサイン測定や皮膚の観察などの基本的な知識や技術があれば大丈夫です。ブランクが10年あってもそれほど心配することはありません。

なぜ医療行為ができないのか?

看護師は医師の指示に従って医療行為を行いますが、訪問入浴は「医療」ではなく「訪問介護」の一種なので医療行為はできません。入浴後に軟膏を塗布したり湿布をはったりすることはできますが、痰の吸引や褥瘡の処置はできないのです。もし、入浴後に褥瘡処置などが必要な場合は、訪問入浴の看護師とは別に、訪問看護師が同行してそれらの処置を行います。

医療行為ができなくてもやりがいはあるのか?

看護師の仕事は病気の患者さんのお世話やケガの処置など医療行為が伴うことが多いので、バイタルサインの測定以外の医療行為が認められていない訪問入浴では看護師のやりがいが感じられないのではないか、と思う人もいるかもしれません。
ですが、訪問入浴の日を今か今かと楽しみに待っているお年寄りの顔や気持ちよさそうに入浴している顔を見ることができますし、お年寄りやご家族とゆっくり向き合ってコミュニケーションが取れるので、病院勤務では得られないやりがいを感じることができます。

入浴が可能かどうかの判断は?

体温や血圧がいつもと違う場合、医師の指示書があればそれに沿って判断できますが、特にそういった指示がなければ看護師が1人で判断しなければなりません。普段訪問介護で訪れているヘルパーさんやご家族の話を聞きながら判断しますが、それでも判断に迷う場合はかかりつけの医師に相談してみましょう。その結果、入浴が中止となった場合は部分浴や清拭に切り替えることになりますが、なぜ入浴を中止したのかをお年寄り本人やご家族に納得してもらえるように説明するのも看護師の仕事です。
また、月に数回の訪問入浴を楽しみにしているお年寄りのために少しでも体に負担がかからないように、室温やお湯の温度、入浴時間などを調節するなどの工夫も必要です。

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残業がなくブランクがある人におすすめの訪問入浴は人気が高いので、求人を探そうと思ってもなかなか見つけられません。ですが、転職事情に通じている転職サイトを利用すれば条件に合った求人を紹介してもらえます。上手に利用して働きやすい職場を見つけましょう。

訪問看護に興味がある方へ

当サイト「看護師のための訪問入浴ガイド」をご覧いただきありがとうございます。このサイトでは訪問入浴の概要を紹介しながらスタッフの一人として働く看護師の役割ややりがいをまとめています。ブランク明けの復職にピッタリなので復職明けの仕事探しに悩んでいる人はぜひチェックしてみてください。

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